右でもなく、左でもなく  まんなかでもなくーーー 149号
 八十年も、世の中に目を凝らしてくれば、たいがいのことは、手にとるようにわかるし、裏おもて、なにがあっても、おどろきもしない――、ということだろう。
 要するところ、自分も含めて、人間、思想、世間、国家、世界のすべてが、嘘八百、自分中心の御都合主義だ。
 が、この点について指摘する向きは少ない。
 が、青山繁晴氏(参院議員、作家)は、枝野幸男氏は「右でも左でもなく」「そう決意し立憲民主党を立ち上げた」というが、「JR総連、JR東(労組)から「約八百万円献金を受けていた」「革マル派からお金をもらったと認めたも同然だ」、また「政治団体「日本獣医師連盟」から100万円の献金をもらっていた玉木雄一郎・希望の党代表の、新しい獣医学部を作らせないことに繋がる質問は、NHKを含めて大々的に報じ続ける。献金者の利益に沿う国会質問を、メディアが垂れ流してもいいのか」(「北國新聞」平成二九年十一月二十七日朝刊)。
 もし、そうだとすれば、ひとつの考え方だと私は思うが、どうでしょうか。

戻る